日文6(28)



(うう……? その手には乗らない……っ)

勇者は触りたい気持ちを抑えこみ、ユナには自分で取るように言い放った。

「ふーん。そう。つまんないの」

「勇者~后で后悔しても知らないよ~」

ユナは不満げに胸からメモを取り出し、勇者に渡した。

「じゃあ、ルーラよろしくね?」

むにゅっ?

(うおっ? かおが……ち、ちかい?)

「さ、はやいとこ行こう行こう~」

むにゅん?

勇者がメモに视线を落としている间に、ユナとリリアンが抱きついてきた。

(うぐ……ぅ? くそっ、はぁはぁ? 
 ま、まけて……たまるかぁっ)

勇者は心地よい感触と目の前にあるユナの绮丽な顔に动揺してしまう。
それでも、なんとかルーラを唱え目的の街へと飞んだ。



「あ~またやってる~」

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「好きねぇ……」

勇者は2人に先导され一轩家に入り大きな寝室へと辿り着いた。
そこでは大きなベッドの上で若い男女が行为に及んでいた。

(うお……っ?)

ズチュンッ? ズチュンッ?

「ぐほぉぉぉっ? あふぅっ?」

2人は勇者が热い视线を送っても来た事に気付いていない。
特に男の方は女から一方的に责められていて全く余裕がなさそうだった。

「うふふっ、おちんちんがビクビクしてるわよ? 
 もうお漏らししちゃうのぉ?」

(え? こ、この声は!? ま、まさかっ、俺を呼んだのは……)

勇者は女の声を闻いて我に返った。
その反応に気が付いたユナがクスッと笑う。

「ふふっ、もう分かったみたいね? 谁があなたを呼んだのかを」

女が3人に気が付いて顔を上げた。
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勇者はその顔を见た途端、表情を歪めた。

(!? や、やっぱり……)

女はかつて仲间だった女游び人のパインだった。
パインは3人にウインクすると再び视线を落とした。

「ね~勇者~あの男が谁なのか知りたい?」

呆然としている勇者にリリアンが声を挂けた。
パインが何故ここにいるかも気になるが、
男の事も気になっていた勇者は静かに颔く。

「ふふっ、私が教えてあげるわ。
 アイツはロンエーって名前でとある资産家の息子よ。 
 実家はかなりのお金持ちなの? それでさ……」

ユナの话によると……2人は酒场で知り合ったらしい。
初対面にも関わらず彼はパインを大层気に入って
その场で交际を申し込んだのだという。

「ロンエーはパインにゾッコンでねぇ…… 
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